運漕
うんそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
marine transport
文例 · 用例
その以来、わたしの町内に火の見梯子は廃せられ、そのあとに、関運漕店の旗竿が高く樹っていたが、それも他に移って、今では立派な紳士の邸宅になっている。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
それと向きあって路の右側に石の門と土塀の一部が残り、街路に面して二三本の半焼けになった鈴懸の樹のある所があって、その門の敷石の上に、右の手と頭に繃帯をしたシャツに腹掛けの運漕屋の親方らしい男が腰をおろしていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
それに関係する運漕店や貿易会社の事務所が町家の中に混っています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
黒田家の運漕用達に播磨國家島の船頭|梶原太郎左衞門と云ふものがある。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
レールをそれと示してゐる電信柱からつゞいて砂利、運漕店、休憩所、停車場。
— 田山録弥 『百日紅』 青空文庫
荷物はそこに残つた宿屋の番頭に頼んで、かれ等は埠頭から運漕店の中のやうなところを抜けて、狭いその通りを宿屋の方へと出て来た。
— 田山録弥 『島の唄』 青空文庫
こいつは今、浜で運漕業をやつてます」「叔母さんが?
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
運漕業なら大分|人が要るでせう」「根が怠惰もんですからな。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
例句