口をつける
くちをつける
動詞-一段表現
標準
to taste
文例 · 用例
」 襖の裏へ口をつけるばかりにして、「可いんですか。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
もう一ツ、袂が重くなって、(一所に……兄さん、) と耳の許へ口をつける……頬辺が冷りとするわね、鬢の毛で。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
そして杉田の耳許に口をつけると、「おい杉田、万一お前が捕らえられるようなことがあったら、そのときは官姓名をはっきり名乗ったがいいぞ。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
蝿や蛾が巣にかかれば、一瞬の猶予もなく、飛びついて、くるくると白糸でからめて、巣の中央に持ち返り、暫く様子を窺ってから口をつける。
— 豊島与志雄 『蜘蛛』 青空文庫
久米はその人の姿を見ると、我々の耳へ口をつけるやうにして、「谷崎潤一郎だぜ」と教へてくれた。
— 芥川龍之介 『あの頃の自分の事』 青空文庫
三度目は、何うやって、くたばるか――」 と、呟いて、湯呑に、口をつけると、義観が「清水寺に、月照という坊主がいる。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そこで私は身をかゞめながら、娘の耳へ口をつけるやうにして、今度は「誰です」と小声で尋ねました。
— 芥川龍之介 『地獄変』 青空文庫
そこで私は身をかゞめながら、娘の耳へ口をつけるやうにして、今度は「誰です」と小聲で尋ねました。
— 芥川龍之介 『地獄變』 青空文庫
作例 · 標準
熱いお茶に恐る恐る口をつけて、温度を確かめた。
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一口も水を飲んでいないので、まずはコップに口をつけた。
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