客星
かくせい異読 きゃくせい・きゃくしょう
名詞
標準
celestial body seen only for a short time (e.g. comet)
文例 · 用例
その愚劣さを憐んで、この分野の客星たちは、他より早く、輝いて顕われる。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
荊州は至極無事とは書いてあるが、近頃、天文を按じてみると、西方になお恒星かがやき、客星の光芒弱く、今年はなお征軍に利あらず、大将の身には凶事の兆しすらあり、くれぐれ身命をつつしみ給えと認めてある」「ほ。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
こよい天を仰ぐに、三台の星、みな秋気|燦たるべきに、客星は明らかに、主星は鈍く、しかも凶色を呈し、異変歴々である。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
それを解きにかかる皆さんは、名探偵の明智小五郎か、シャーロック ホームズか、それともファイロバンズかエラリー クヰーンか、とにかくせいぜい智能をふるはれたい。
— 佐野昌一 『虫喰ひ算大會』 青空文庫
それを解きにかかる皆さんは、名探偵の明智小五郎か、シャーロック・ホームズか、それともファイロバンズか、エラリー・クイーンか、とにかくせいぜい智能をふるわれたい。
— 佐野昌一 『虫喰い算大会』 青空文庫
ラジオのかくせいきの横の壁にとまっていて夜になると少しずつうごいていました。
— 島秋人 『遺愛集』 青空文庫
作例 · 標準
藤原定家は『明月記』の中で、一〇五四年に出現した「客星」の記録を克明に残している。
古代中国の天文学において、彗星や超新星のように突然現れては消える天体は「客星」と呼ばれた。
夜空の一部が急に明るく輝き出し、数ヶ月後には見えなくなるという客星の正体は、その多くが星の最期である超新星爆発だった。
最新のシミュレーション技術により、歴史的な文書に記された客星の出現位置から、当時の超新星残骸が特定された。
ウィキペディア
客星(かくせい、きゃくしょう、guest star)とは、それまで観測されなかった場所で突如として見えるようになり、一定期間後に再び見えなくなる恒星のことである。用語は、古代中国の天文記録に残された言葉からの翻訳である。近代天文学では、客星は激変星や新星、超新星であると理解されているが、古代の文献等でどの現象か明らかになっていないものを指す場合に、今でもこの言葉は使われている。古代中国の天文学では、客星は「新しい星」の3つのタイプのうちの1つだった。他の2つは、現代で言うところの彗星である。客星という言葉が記された最古の文献は漢時代の漢書に含まれる文献である。
出典: 客星 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0