廓清
かくせい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
purification
文例 · 用例
万一吾々が失敗したならば貴公達が、吾々の後跟を継いでこの皇国|廓清の任に当らねばならぬ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
從テ同時ニ宮中ノ廓清ヲ決行シタリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
市の廓清も議院の改造も出来る。
— 内田魯庵 『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』 青空文庫
アレだけの長い閲歴と、相当の識見を擁しながら次第に政友と離れて孤立し、頼みになる腹心も門下生もなく、末路|寂寞として僅に廓清会長として最後の幕を閉じたのは啻に清廉や狷介が累いしたばかりでもなかったろう。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
沼南はまた晩年を風紀の廓清に捧げて東奔西走廃娼禁酒を侃々するに寧日なかった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
もっと華やかな、もっと濃厚な、そうしてもっと広い区域になった……と知るや知らずや、その筋のお役人は、千束町のあとに並んだ果物屋だけを勘定して、浅草は廓清されたと云っている。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
君達四年級は――其の時四年級ぢやつた――此の學校の正氣の中心ぢやから、現代教育界の腐敗を廓清する爲にストライキをやれえちふんぢや。
— 石川啄木 『我等の一團と彼』 青空文庫
此俸祿の事は先祖書の方には、側女中島を娶つた次の代廓清が受けたことにしてある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
作例 · 標準
近年の相次ぐ汚職事件を受け、政界の廓清を求める世論がかつてないほど高まっている。
警察当局は、長年放置されてきた違法賭博場の廓清に乗り出し、一斉摘発を行った。
新社長は、不祥事が常態化した社内風土の廓清を最優先課題に掲げ、組織の大規模な刷新を断行した。
風俗の廓清を目的とした国民運動が全国的に展開され、それまで容認されていた旧習の見直しが進んだ。