増上慢
ぞうじょうまん
名詞形容動詞
標準
overconfidence
文例 · 用例
悟空は、今までの極度の増上慢から、一転して極度の自信のなさに堕ちた。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
いまだ得ざるを得たりといいいまだ証せざるを証せりと言うのをさえ、世尊はこれを増上慢とて難ぜられた。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
さすれば、証すべからざることを証せんと求めた爾のごときは、これを至極の増上慢といわずしてなんといおうぞ。
— 中島敦 『悟浄出世』 青空文庫
準之助は、他人を一歩も仮借しようとしない、夫人の増上慢に、……その無残な仕打に、良人として、いな一人の人間として、呪咀の叫びを上げずにはいられなかった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」 と美和子は、もう姉のために弁ずるよりも、いかにもけんだかな増上慢を、歴々と顔に出している夫人に、突っかかって行く興奮に自ら酔うているように、止めどもなく、喰ってかかって行く。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
さいわい近くにわしの住いがござる、荒屋ではあれど、此処よりはましじゃ、それに君子は危きに近寄らず、増上慢は、御仏もきつくお誡めのはずではござらぬか」 怪量はごそりと起きて笈を肩にした。
— 田中貢太郎 『轆轤首』 青空文庫
是に於いてや、悖戻の情は一時我心上に起り來りて、自信自重の意識は緊縛をわが恆の心に加へ、此緊縛の中よりして、増上慢の鬼は昂然として頭を擡げ、我をして平生我に師たる俗客を脚底に見下さしめ、我耳に附きて語りて曰はく。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
だから聖者は教を説くのに、深く増上慢を戒めてゐる。
— 田山録弥 『心理の縦断と横断』 青空文庫
作例 · 標準
若くして成功した彼は、いつの間にか増上慢になって周囲の忠告に耳を傾けなくなった。
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増上慢な態度が、彼のキャリアに悪影響を及ぼしたことは否めない。
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チームリーダーとして、増上慢にならず常に謙虚な姿勢を保つよう心がけている。
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標準
wrongly believing to have attained enlightenment
作例 · 標準
彼は自らが悟りを開いたと増上慢に語っていたが、誰も彼を信じなかった。
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修行の道において、増上慢に陥ることは大きな落とし穴となりうる。
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この教団の教祖は、増上慢に満ちた言動で信者たちを惑わせた。
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ウィキペディア
増上慢(ぞうじょうまん)とは、仏教でいまだ悟りを得ていないのに得たと思念して高ぶった慢心のこと。
出典: 増上慢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0