感泣
かんきゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
being moved to tears
文例 · 用例
将軍家に於いても、ただ二念なく大君の御鴻恩に感泣し、ひたすら忠義の赤誠を披瀝し奉らん純真無垢のお心から、このやうなお歌をお作りになつたので、なんの御他意も無かつたものと私どもには信ぜられるのでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
将士の父兄子弟|之を見て、皆感泣して、王の為に死せんと欲す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
』と言はれて權藏は、『解りました、難有う存じます』と言つたぎり、感泣して暫らくは頭を得上げませんでした。
— 国木田独歩 『日の出』 青空文庫
翁未だ壮年の勇気を喪はざれど、生年限りあれば、かねて存命に石碑を建つるの志あり、我が来るを待ちて文を属せしめんとの意を陳ければ、我は快よく之を諾しぬ、又た彼の多年苦心して集めし義太夫本、我を得て沈滅の憂ひなきを喜び、其没後には悉皆我に贈らんと言ひければ、我は其好意に感泣しぬ。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
御内々で金十円也を謝礼用として賜わり、ほかに別段の思召として金子その他を頂戴したので翁は感泣して退出した。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
戦争の惨禍を坐視し得ぬ鼻の表現から、世界的の博愛事業を生み出して、今日まで幾千万の人々をして人類愛に感泣せしめつつある婦人がありました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
その情義の篤き志を知りては、妾も如何で感泣の涙を禁じ得べき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
夫妻は只々勿體なき仰せ冥加に餘る思召と感泣する許りである。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
作例 · 標準
映画のラストシーンで、多くの人が感泣していた。
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恩師の言葉に、思わず感泣してしまった。
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その演奏は聴衆を感泣させるほど素晴らしかった。
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「あの話、本当に感動したよ。もう、泣いちゃった。」「え、感泣したの?すごいね!」
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