感涙
かんるい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #32428 · 青空 93 例
標準
tears (from being deeply moved)
文例 · 用例
はなはだしきは、鉈でもって林檎を一刀両断、これを見よ、亀井などという仁は感涙にむせぶ。
— 太宰治 『豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説』 青空文庫
秀吉が姿絵を氏郷の造らせたということを聞いて感涙を墜したというのも、何だか一寸考えどころの有るようだが、全くの感涙とも思われる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
余の話の声など立てて妨ぐればこそ、感涙を流して謹み聞けるものを打擲するは、と人々も苦りきって、座もしらけて其儘になって終った。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
世にも有難くて感涙に咽べるその日、図らざりき土倉氏より招状の来らんとは。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
いわんや風土習慣ことごとく異なったインドで、しかも西暦紀元前九百五十年より八十六万七千百二年の間にあったという遠い昔のラーマーヤナ事件を、今日他国人どもがかれこれ評するは野暮の至りだが、このような者を宗旨の経王として感涙を催すインド人も迂闊の至り。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
而してこれこの度の御病の一因となりたるにあらずやと思はるゝにつけても、日本の臣民、誰か感涙に咽ばざらんや。
— 大町桂月 『箱根神社祈願の記』 青空文庫
それでも荒尾先生、御感を忝ふしたと心得て感涙に咽んで、今度は又堪らないものを作つた。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
拙者もおぼえず感涙に咽び申した。
— 岡本綺堂 『正雪の二代目』 青空文庫
作例 · 標準
「わあ、こんなに素敵なサプライズをしてもらえるなんて……」と彼女は感涙を流した。
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恩師との数十年ぶりの再会に、彼は言葉を失い、思わず感涙にむせんだ。
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震災から見事に復興を遂げた街の姿を目の当たりにして、視察団の多くが感涙した。
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観客の鳴り止まないスタンディングオベーションに、舞台上の俳優たちは感涙を禁じ得なかった。
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