疑点
ぎてん
名詞
標準
doubtful point
文例 · 用例
図鑑を見ただけで、なんらの疑点もなく明確にこれだと決定できる場合は存外少ない。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
(曽子|曰く、唯) 前の孔子の言葉を、如何にもそうですと、曽子が言下に合点して、一点の疑点無く「唯」と応じたのである。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
』 青木淳の遺して逝った手記の言葉が、太陽の光に晒されたように、何の疑点もなくハッキリと解って来た。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
ここへ洋画趣味の医師が疑点を持ったのだ。
— 大阪圭吉 『闖入者』 青空文庫
』 青木淳の遺して逝つた手記の言葉が、太陽の光に晒されたやうに、何の疑点もなくハツキリと解つて来た。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
しかしちょうど好い機会だから、今の幽霊の話を説明かたがたこの疑点をも明らかにしておきましょう。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
友情論の筆者は、ニイチェの言葉に疑点を挾んで引用されているわけであるが、では、現実に婦人の友情を営む能力というものは現在どのくらい成長して来ているだろうか。
— 宮本百合子 『異性の間の友情』 青空文庫
そのことに疑点を挾むものはおそらく一人もないであろう。
— 宮本百合子 『婦人の文化的な創造力』 青空文庫