神木
しんぼく異読 かんき・かむき・かみき
名詞
標準
sacred tree
文例 · 用例
世界的百貨店、ウェルトハイムの大飾窓に煌めく満天の星、神木の木の下の女神を取巻く小鳥、獣類、人間の小児、それらを囲る幽邃な背景が、エンジンの回転仕掛けで、めぐる、めぐる。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
又ある時は、お祭りの人ごみに立ちまじって、赤いゆもじの裾を染め、オモチャの笛をあわれみ詰まらせ、神木の肌を神さびさせ、仁王様の腕の古疵を疼き痛ませ、御神鏡の光を朧にした上に、伏しおがむ人々の睫毛までも白々としばたたかせて、昔ながらの迷信をいよいよ薄黒く、つまらなく曇らせる。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
神職 秘しがくしに秘め置くべき、この呪詛の形代を(藁人形を示す)言わば軽々しう身につけおったは――別に、恐多い神木に打込んだのが、森の中にまだ他にもあるからじゃろ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
社の神木の梢を鎖した、黒雲の中に、怪しや、冴えたる女の声して、「お爺さん――お取次。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
張華はこれを聞くと、「百年の精なれば、猟犬を見れば形を現わすが、千年の妖なら、千年の神木の火で見ればきっと形を現わす」 と言った。
— 田中貢太郎 『狐と狸』 青空文庫
雷孔章が、「そんな神木がどこにあるか」 と言うと、張華は、「燕の恵王の塚の前の華表木が千年を経ているということだ」 と言って、使をやってその木を取らした。
— 田中貢太郎 『狐と狸』 青空文庫
また、只今ごとき無慙無義にして神社を潰して自分の俸給を上げんことのみ※め、あるいは枯損木と称して枯損にあらざる神木を伐り売るような神職が、何を誦し何を講じたりとて、人民はこれ狼が説法して羊を欺き、猫が弾定に入ると詐って鶏を攘まんとするに等しと嘲弄し、何の傾聴することかあらん。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
さて従前に比して社費は二、三倍に嵩むゆえに、樵夫、炭焼き輩払うことならず、払わずば社殿を焼き払い神木を伐るべしと逼られ、常に愁訴断えず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
その神社の境内には、樹齢千年を超える巨大な神木が立っている。
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村人たちは、神木に宿る精霊を信じ、大切に守ってきた。
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大雨で倒れてしまった神木を前に、人々は深く悲しんだ。
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標準
support pillars of the traditional fire festival bonfires
作例 · 標準
伝統的な火祭りの準備で、巨大な神木が広場に立てられた。
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祭りのハイライトは、燃え上がる神木を囲んで踊る人々の熱狂だ。
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神木が倒れると、その年の豊作が約束されると言い伝えられている。
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ウィキペディア
神木(しんぼく)とは、古神道における神籬(ひもろぎ)としての木や森をさし、神体のこと。また依り代・神域・結界の意味も同時に内包する木々。御神木、神樹とも称される。
出典: 神木 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0