御神木
ごしんぼく
名詞
標準
文例 · 用例
お祖母様は、ですから時々御自分から進んでお母様をお連れになっては、お地蔵様だの、観音様だの、御神木なぞを拝みにお出でになったり、御符や御神水なぞを取り寄せて、お母様にお戴かせになったり、色々とお苦心をなすったそうです。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
御神木の拗の木とは何百年ぐらいたっているか。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
御神木と云うのは梢の枯れた杉の木で、此は社の背で高処だけに諸方から目標になる。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
「これが先祖代々わが家に伝わった御神木の根の方と頭の方だ。
— 坂口安吾 『餅のタタリ』 青空文庫
「ここは御神木の倒れた場所だから、大当りうけあいだ。
— 坂口安吾 『餅のタタリ』 青空文庫
日頃、ひよわいお嬢さんだから、雪にでもあたったのかと思って、茶屋の婆が急いで駆け寄って見ると、雪あたりどころか、のぶかく頭を斬りつけられ、アララギの御神木の根元のところに、結ったばかりの路考髷を雪に埋めてあわれなようすをして死んでいた。
— 萩寺の女 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
その御歌は、御諸山の御神木のカシの樹のもと、そのカシのもとのように憚られるなあ、カシ原のお孃さん。
— 現代語譯 古事記 『古事記』 青空文庫