複視
ふくし
名詞
標準
diplopia
文例 · 用例
」「ほかでもない、複視が起されるのですよ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
催眠中でさえも眼球を横から押すと、視軸が混乱して複視を生ずるのですが、横から来る強烈な光線でも、同様の効果を生みます。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
つまり、この場合は、両端の蝋燭から見て内側にいる二人――つまり、鎮子とクリヴォフ夫人との顔が、凝視のため複視的に重なり合ったのだろう。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
また、忌隈という芝居の古譚などもございまして、一つの面明りで、ちがった隈取をした二つの顔を照らす場合には、よほど隈の形や、色を吟味しておかないと、えてして複視を起しやすい遠目の観客には、それが重なりあったとき、悪くすると、声でも立てられるような、不気味なものに見えるそうなのです。
— 小栗虫太郎 『白蟻』 青空文庫
ソノタメニ脳ガ充血シ、眩暈ヤ複視現象ガ起ッタリ意識ノ昏濁ガ生ジタリスル。
— 谷崎潤一郎 『鍵』 青空文庫
その窪地はふくふくした苔に覆われ、所々やさしいかたくりの花が咲いていました。
— 宮沢賢治 『若い木霊』 青空文庫
何でもおれのきくとこに依ると、あいつらは海岸のふくふくした黒土や、美しい緑いろの野原に行って知らん顔をして溝を掘るやら、濠をこさへるやら、それはどうも実にひどいもんださうだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
何でもおれのきくとこに依ると、あいつらは海岸のふくふくした黒土や、美しい緑いろの野原に行って知らん顔をして溝を掘るやら、濠をこさえるやら、それはどうも実にひどいもんだそうだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
作例 · 標準
最近、物が二重に見える複視(ふくし)の症状に悩まされています。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「頭を打ってから、時々複視が起こるんだ。医者に診てもらった方がいいかな。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
複視は、脳神経系の異常や眼球の不調が原因で起こることがあります。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite