腹肢
ふくし
名詞
標準
abdominal leg
文例 · 用例
その窪地はふくふくした苔に覆われ、所々やさしいかたくりの花が咲いていました。
— 宮沢賢治 『若い木霊』 青空文庫
何でもおれのきくとこに依ると、あいつらは海岸のふくふくした黒土や、美しい緑いろの野原に行って知らん顔をして溝を掘るやら、濠をこさへるやら、それはどうも実にひどいもんださうだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
何でもおれのきくとこに依ると、あいつらは海岸のふくふくした黒土や、美しい緑いろの野原に行って知らん顔をして溝を掘るやら、濠をこさえるやら、それはどうも実にひどいもんだそうだ。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
この王さまは、わしの力で、世界じゅうの国々をせいふくしてやろう、わしの名前を聞いただけで、あらゆる人間をふるえあがらせてやりたいものだ、と、こんなことばかり考えていました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『わるい王さま(伝説)』 青空文庫
どの国をも、かたっぱしから、せいふくしていきました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『わるい王さま(伝説)』 青空文庫
「それでは、わしは、神さまをもせいふくしよう」 こう言うと、心のおごった、ばかな王さまは、空を飛んでいくことのできる、一そうの船を作らせました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『わるい王さま(伝説)』 青空文庫
それから、せいふくした国々から、たくさんの兵隊をかりあつめました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『わるい王さま(伝説)』 青空文庫
要するに貴方の書き方は絹漉し豆腐のように、又婦人の餅肌のように柔らかなのです、上部ばかり手触りが好いのかと思うと、中味迄ふくふくしているのです。
— 夏目漱石 『木下杢太郎著『唐草表紙』序』 青空文庫
作例 · 標準
昆虫の幼虫には、胸部にある本来の足とは別に、腹部にある腹肢(ふくし)が見られることがあります。
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「このイモムシ、腹肢がたくさんあって、歩き方が面白いね!」
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腹肢の数や形状は、昆虫の種類を特定する手がかりの一つになります。
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