常着
じょうぎ異読 つねぎ
名詞
標準
everyday clothes
文例 · 用例
「これゃ常着にゃよすぎるわい。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
やにわに、平常着の上へ甲胃をつけたように。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
大隊長とその附近にいた将校達は、丘の上に立ちながら、カーキ色の軍服を着け、同じ色の軍帽をかむった兵士の一団と、垢に黒くなった百姓服を着け、縁のない頭巾をかむった男や、薄いキャラコの平常着を纏った女や、短衣をつけた子供、無帽の老人の群れが、村に蠢き、右往左往しているのを眺めていた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
自分の常着も一枚、お里は、ひそかにそう思っていたが、残り少ない金を見てがっかりした。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
筒袖の、平常着ていたゆかたで彼の一番眼に慣れた着物だった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
そのうちあの女も眼を醒まし、自分の居ないのが分ったら何処かへ出て行って仕舞うだろう――小田島はまたそっと部屋へ帰り、急いで平常着と着更えて足早に外へ出た。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
腕時計を見ると、六時少し前であったけれど、彼女はそのまま起きて、やや肌寒いのでセルのサッパリした常着に着かえて庭へ出た。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
他の者が平常着なのに父と私とだけ(私は男の子としては一人子なのです。
— 故郷の正月 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
普段は高級なスーツに身を包んでいる社長も、休日に家でくつろぐ時は質素な常着で過ごしている。
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「そんな立派な格好じゃなくて、いつもの常着で気軽に来てくださいね」と招かれた。
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古着屋で見つけたこの丈夫な綿のシャツは、着心地が良くて、すっかり私の常着になった。
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