威厳のある
いげんのある
表現形容詞-語幹
標準
dignified
文例 · 用例
それがいやらしい顔だと、見れば見られたが、おたかは威厳のある顔と見、かつ義枝がいきなり三人の子供の母となればどういう風になるだろうかと、義枝の小さな体をひそかに観察していた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
――いいえ、私は、(と芸術家は威厳のある声で言いました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
も少し威厳のある態度を示して下さいよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
」と人が変ったような威厳のある口調で病床のラプンツェルに呼びかけました。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
これにてらてらと小春の日の光を遮って、やや蔭になった頬骨のちっと出た、目の大きい、鼻の隆い、背のすっくりした、人品に威厳のある年齢三十ばかりなるが、引緊った口に葉巻を啣えたままで、今門を出て、刈取ったあとの蕎麦畠に面した。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
口髭を生やし、黙々として考えに耽っている姿が如何にも威厳のある感じだったから、こんな偉い人でも留置されるのかと些か心が慰まった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
彼は、始めてマターファに会った時、その堂々たる体躯と、威厳のある風貌とに、真の族長らしい魅力を見出した。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
この時の容貌は、過般深川の橋の上で、女中に取巻かれて火を避けたのを愛吉が見たそれのごとく、ほとんど侵すべからざる、威厳のあるものであった。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4