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角字

かくじ
名詞
1
標準
style of lettering consisting of thick vertical and horizontal lines, often used in seals, crests, etc.
文例 · 用例
兎に角字音にも國語にも假名遣に困難はありますけれども、凌ぐべからざる程の困難はないやうに思ひます。
森鴎外 假名遣意見 青空文庫
その豆腐屋の一軒置いて隣が仙太郎の宅で、好い家ではございませんが、表には荒い格子が嵌って、台所には腰障子が嵌めてありまして、丸に仙太というのが角字でついて居ります。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 青空文庫
「しかし、そりやさうとして、何とかくじがあたらないものかな?
南部修太郎 青空文庫
けれどもそのうち将軍は、だんだんものを食はなくなつてせつかくじぶんで播いたりした、粟も一口たべただけ、水をがぶがぶ呑んでゐた。
宮沢賢治 北守将軍と三人兄弟の医者 青空文庫
」「とにかくじっと辛抱していることです。
徳田秋声 縮図 青空文庫
かくじつに、ここへ持って来てくれるひとがあるのよ。
太宰治 ヴィヨンの妻 青空文庫
若い男の所へ若い女子が度々|出入したら、そんな事は無うても、人がかれこれ言ひ易い、可えですか、そしたら、間はとにかくじや、赤樫様と云ふ者のある貴方の躯に疵が付く。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
「せっかくじゃが、ひと足おそうござったな。
足のある幽霊 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
老舗の半纏の背中に、力強い角字で屋号が鮮やかに染め抜かれている。
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「この落款は、角字の配置が絶妙で全体のバランスをぐっと引き締めているね」
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江戸切子の伝統的な文様に角字を組み合わせて、モダンなデザインのグラスを特注した。
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2
標準
printed style (of writing Chinese characters; as opposed to cursive style)
作例 · 標準
崩し字の古文書は素人には読めないが、角字で書き直された翻刻版なら内容がすんなり頭に入る。
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「看板のフォントをあえて角字にすることで、昭和レトロな雰囲気を演出しているんだよ」
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手書きの草書体から整った角字への移行は、活版印刷技術の普及において大きな転換点となった。
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3
標準
kanji (as opposed to kana)
作例 · 標準
幼児向けの絵本なので、角字を一切使わず、すべて平仮名と片仮名だけで構成されている。
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「自分の名前に使われている角字が難しいから、テストの時は書き間違えないように気をつけて」
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公文書では読みやすさを考慮して、一部の難しい角字をあえて使わずに表記することがある。
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