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違命

いめい
名詞動詞-サ変
1
標準
disobedience
文例 · 用例
ただ、その一端として、窺われ得ないこともなかったといえる一事は、信盛から右のような通告に接しても、信長はその時、半兵衛重治の違命と怠慢に向っては、べつに激怒する容子もないし、その後も不問のまま敢えて自分からは督促していないことだった。
第六分冊 新書太閤記 青空文庫
田舎では草も木も石も人間くさい呼吸をして四方から私に話しかけ私に取りすがるが、都会ではぎっしり詰まった満員電車の乗客でも川原の石ころどうしのように黙ってめいめいが自分の事を考えている。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
刈り株ばかりの冬田の中を紅もめんやうこんもめんで頬かぶりをした若い衆が酒の勢いで縦横に駆け回るのはなかなか威勢がいい、近辺のスパルタ人種の子供らはめいめいに小さな凧を揚げてそれを大凧の尾にからみつかせ、その断片を掠奪しようと争うのである。
寺田寅彦 田園雑感 青空文庫
二人はめいめい先年の絶大な恩を受けたこと、及びこの度の戦勝の祝をくどくどしく申し述べた。
太宰治 地図 青空文庫
さてそんなことで、主人も私も東海道のことはすっかり忘れ果て、二人ともめいめいの用向きに没頭して、名古屋での仕事もほぼ片付いた晩に私たちはホテルの部屋で番茶を取り寄せながら雑談していた。
岡本かの子 東海道五十三次 青空文庫
十字になった町のかどを、まがらうとしましたら、向ふの橋へ行く方の雑貨店の前で、黒い影やぼんやり白いシャツが入り乱れて、六七人の生徒らが、口笛を吹いたり笑ったりして、めいめい烏瓜の燈火を持ってやって来るのを見ました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待ってゐるめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
そしてあの姉弟はもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ってゐました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
作例 · 標準
将軍の命令に違命した兵士は、厳罰に処せられるだろう。
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彼女は、親の反対に違命し、自らの夢を追うことを決意した。
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予言者は、王の問答無用の命令に違命し、民衆の味方についた。
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現代社会では、個人の自由意思が尊重され、不当な命令への違命も許容される場面がある。
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