苛烈
かれつ
形容動詞名詞頻度ランク #39373 · 青空 156 例
標準
severe
文例 · 用例
芸術の尊厳、自我への忠誠、そのような言葉の苛烈が、少しずつ、少しずつ思い出されて、これは一体、どうしたことか。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
「おい、戦争がもっと苛烈になって来て、にぎりめし一つを奪い合いしなければ生きてゆけないようになったら、おれはもう、生きるのをやめるよ。
— 太宰治 『たずねびと』 青空文庫
一日、一日、僕には、いまのこの世の中の苛烈が、身にしみる。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
何か、こう苛烈なことを。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
玄洋社と愛国社に向って現今の共産党以上の苛烈な圧迫を加えたものであったが、これに対して愛国社が言論に、玄洋社が腕力に堂々と相並んで如何に眼醒しい反抗を試みたかは天下周知の事実だからここには喋々しない事にする。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
第二十四回日本美術院出品の「仔馬」はその抒情性に於いて隠されてゐる作者の人間的な優しさを露はしたものである、しかし奥村氏の人柄の優しさは、その人との対座に於いては感ずることができるが、作品の上ではそれとは反対の極限を画風の上で示す、土牛氏の芸術観は厳格であり、苛烈なものがそれである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
その教授振りが、私は、自分でも吃驚りした程、厳格で、彼等は稍々ともすれば苛烈な面罵を享け続けてゐたのである。
— 牧野信一 『ラガド大学参観記』 青空文庫
長い間のここでの生活と、彼がつきおとされた運命の苛烈さのゆゑに、すこしは頭もみだれかけて來たものであらうか。
— 島木健作 『盲目』 青空文庫
作例 · 標準
わずかなミスも許されない苛烈な出世競争に身を置き続けるうちに、彼は次第に心身ともに疲弊していった。
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「あんな苛烈な取り調べを何時間も受けたら、無実の人だって精神的に追い詰められてしまうよ」
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冬の峠を越えようとした一行の行く手を、視界を完全に奪うほどの苛烈な吹雪が容赦なく阻んだ。
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