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濃艶

のうえん
形容動詞名詞
1
標準
charming
文例 · 用例
江戸褄の下から加茂川染の襦袢を見せるというので「派手娘江戸の下より京を見せ」という句があるが、調和も統一も考えないで単に華美濃艶を衒う「派手娘」の心事と、「つやなし結城の五ほんて縞、花色裏のふきさへも、たんとはださぬ」粋者の意中とには著しい隔りがある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
江戸時代には京阪の女は濃艶な厚化粧を施したが、江戸ではそれを野暮と卑しんだ。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
その説にもあるように俳諧に現われている恋は濃艶痛切であってもその底にあるものは恋のあわれであり、さびしおりである。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
上流に育ったらしい気品のある顔立ちだが、どこか濃艶な色っぽさがあり、十代に輝いたであろうこの女の新鮮な美しさが、今三十代になって再び成熟し切った美しさにしたたっているかのようであった。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
一歩誤れば嫉妬の赤黒い血に溶け滴りさうな濃艶なところで危く八重咲きの乱れ咲きに咲き止まつてゐた。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
その全体からうける清楚とした感じは、とても後年の濃艶な扮装の夫人から想像することはむづかしい。
断片三種 処女時代の追憶 青空文庫
濃艶だからであらう。
幸田露伴 菊 食物としての 青空文庫
童女のような無邪気な女、それでいて、濃艶な魅力を含んだ女。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
彼女は舞台上で、その濃艶な衣装と妖艶な舞で観客を魅了した。
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その女優は、年齢を重ねるごとに濃艶な美しさを増し、多くの人々を惹きつけている。
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夜の街には、濃艶な香りが漂い、人々はそれぞれの物語を求めて歩いていた。
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