濃煙
のうえん
名詞
標準
thick smoke
文例 · 用例
やがて赤褐色の入道雲とも見るべき濃煙が捲き上ると見ると、轟然たる爆声が地響きしてやって来る。
— 喜田貞吉 『震災後記』 青空文庫
………………………………………………………………………………………………………………勝海医師病床日記抜萃十二月十五日 晴一時濃煙霧後晴主訴。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
二十九日 晴一時あられ濃煙霧後晴こゝ暫く強い発作は見られない。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
八日 晴一時濃煙霧後晴泌尿器科K教授の往診を受ける。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫
」かくて日常の言語は、平手打ちの同意義語に camouflet(戯れに人の顔に吹きかける濃煙)というのを置いている。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
三井寺の本陣から見ていると、湖の東岸に当る安土の方に、濛々と黄色を帯びた濃煙が揚り始めた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
その、まっ黒な濃煙が、ゆるい運動をえがいているなかに、金吾と日本左衛門の影は、すでに法や格を無視したところの殺剣を交ぜて、鏘々たる火花をちらし合っている。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
作例 · 標準
火事の現場からは、濃煙が立ち上り、あたり一帯が煙に包まれた。
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ストーブの不完全燃焼により、部屋中に濃煙が充満し、避難を余儀なくされた。
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濃煙で視界が遮られ、消防士たちは手探りで消火活動を進めた。
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