嫡子
ちゃくし
名詞
標準
heir
文例 · 用例
ところが母は其の気持の悪かつたために、嫡子で有るに関らずこれに対して愛が薄くなるのを免れませんでした。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
化け物もやはり人間と自然の接触から生まれた正嫡子であって、その出入する世界は一面には宗教の世界であり、また一面には科学の世界である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
しかし今ではこれを立派な嫡子として認めない人はおそらくないであろう。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
一體家の阿父なんぞは、慈愛だとか、人權を重んずるとかいふ考があツて耐るものじやない、とすりや、俺が此の家の嗣子となツたといふのも、俺自身に子爵家の嫡子となツてのさばる資格があるのじやなくツて、事件が作ツた資格さ。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
香以の嫡子が慶三郎で、慶三郎の女がこのえいである。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
これは光広卿が幽斎公和歌の御弟子にて、嫡子光賢卿に松向寺殿の御息女|万姫君を妻せ居られ候故に候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
兄九郎兵衛|一友は景一が嫡子にして、父につきて豊前へ参り、慶長十七年三斎公に召しいだされ、御次勤仰つけられ、後病気により外様勤と相成り候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
かくて直ちに清兵衛が嫡子を召され、御前において盃を申付けられ、某は彼者と互に意趣を存ずまじき旨誓言いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
作例 · 標準
その大名は、優秀な嫡子に領地を任せることを考えていた。
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彼の嫡子はまだ幼く、家臣たちが代わりに政務を執っていた。
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彼は嫡子として、父の事業を受け継ぐべく教育を受けてきた。
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標準
legitimate child
作例 · 標準
戸籍上、彼女は彼の嫡子として登録されている。
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その夫婦には、待望の嫡子が生まれた。
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法律上、嫡子と非嫡子の権利は平等であるべきだ。
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