荒海
あらうみ
名詞
標準
rough sea
文例 · 用例
一例として「荒海や佐渡に横とう天の川」という句をとって考えてみる。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
われわれにとっては「荒海」は単に航海学教科書におけるごとき波高く舟行に危険なる海面ではない。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
そうしてこの荒海は一面においてはわれわれの眼前に展開する客観の荒海でもあると同時にまたわれわれの頭脳を通してあらゆる過去の日本人の心にまで広がり連なる主観の荒海でもあるのである。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
「大海に島もあらなくに海原のたゆとう波に立てる白雲」という万葉の歌に現われた「大海」の水はまた爾来千年の歳月を通してこの芭蕉翁の「荒海」とつながっているとも言われる。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
もちろん西洋にも荒海とほぼ同義の言葉はある。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
前面は、波のような丘陵の起伏と、そのさきの太平洋に面した荒海がある。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
若い時には銭屋五兵衛の抱で、年中千五百|石積を家として、荒海を漕廻していた曲者なのだ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
花片を憐るよ、蝶の翼で撫づるかと、はら/\と絹の手巾、輕く拂つて、其の一|輪の薔薇を抽くと、重いやうに手が撓つて、背を捻ぢさまに、衝と上へ、――坂の上へ、通りの端へ、――花の眞紅なのが、燃ゆる不知火、めらりと飛んで、其の荒海に漾ふ風情に、日向の大地に落ちたのである。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒海について考えている。
荒海という言葉は日本語で重要だ。
彼は荒海の意味を理解している。
この文には荒海が含まれている。
ウィキペディア曖昧さ回避
荒海(あらうみ、あらかい) 荒海(あらうみ)- 大相撲力士。 荒海七之助-6代春日山。 荒海虎之介-後の鳳凰馬五郎。 荒海信吾-伊勢ノ海部屋に所属した元三段目力士。 荒海(あらかい)-会津荒海駅。
出典: 荒海 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0