篊
ひび異読 しび
名詞頻度ランク #22680 · 青空 0 例
標準
brushwood or bamboo piles used for seaweed or oyster farming
文例 · 用例
この侘しく灰色なる空の下に私たちの心はまづしく語り 孤獨になやみて重たくよりそふ少女よあの遠い空の雷鳴をあなたは聽くかかしこの空にひるがへる浪浪の高いひびきをあなたは聽くか。
— 萩原朔太郎 『眺望する』 青空文庫
彼の新らしい詩の表現は、丁度、愛する妻と共に日暮れの街を歩きながら、楽しい買物の話をするやうな、平易な親しさの中に、力強い情熱のひびきをこもらせたものであつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
それらの山の裾へひろがるところの、違い棚のように段を作っている水田からは、稲の青葉を振り分けて、田から田へと落ちる水が、折からの旱天にも滅げず、満々たる豊かさをひびかせて、富士の裾野のいかにも水々しい若さを鮮やかに印象している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
木曾川を下って、白帝城に擬せられた犬山城があるために、日本ラインの名を、(好むにせよ、好まざるにせよ)いかに適切にひびかせるであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
富豪であり、大地主であり、県政界の大立物である本田氏の、頭蓋骨にひびが入ったと云う、大きな事実に対して、証拠は夢であった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
ごとごと鳴る汽車のひびきと、すすきの風との間から、ころんころんと水の湧くやうな音が聞えて来るのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
日が強く照るときは岩は乾いてまっ白に見え、たて横に走ったひび割れもあり、大きな帽子を冠ってその上をうつむいて歩くなら、影法師は黒く落ちましたし、全くもうイギリスあたりの白堊の海岸を歩いているような気がするのでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
バーからひびくレコード音楽は遠いパリの夜の巷を流れる西洋|新内らしい。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
作例 · 標準
養殖場で、たくさんの篊が海に並べられていた。
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篊には、牡蠣の稚貝がびっしりと付着していた。
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昔ながらの製法で、篊を使って海苔を養殖している。
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