罅
ひび異読 ヒビ
名詞頻度ランク #22680 · 青空 197 例
標準
crack
文例 · 用例
かかる所には怖ろしい罅穴(Crevasse)が出来て、穴の深さは二、三丈位に達するのを往々見受ける。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
日本山岳における万年雪の罅穴の標本としては、信州白馬岳の大雪田の末、白馬尻に見ることが出来る、日本山岳会員辻村伊助氏の説明によると、この罅穴は幅約一米突深さ五米突に及んでいるそうである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
しかしそればかりで出来るのではない、万年雪や氷は、塑造的物質になって、その通過する地床の傾斜に、少しでも変化があれば、氷雪はそれに応じて裂罅を作ること、渓流の「渦巻き」が、いつ見ても一つところに、居据わりのように出来ているのと同じく、クレッヴァスも毎年同一の地点に出来る現象を呈する。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
最後に少々この電灯の不都合な点を述べてみれば、こういう長い硝子管の一箇所でもちょっと罅裂が入れば全体が駄目になる。
— 寺田寅彦 『ムーア灯』 青空文庫
これが裂罅を温泉の通った証拠だ。
— 宮沢賢治 『台川』 青空文庫
この事について幸田露伴博士の教えを請うたが、同博士がいろいろシナの書物を渉猟された結果によると釁るという文字は犠牲の血をもって祭典を挙行するという意味に使われた場合が多いようであるが、しかしとにかく、一書には鐘を鋳た後に羊の血をもってその裂罅に塗るという意味に使われているそうである。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
もし空想をたくましゅうすることを許されれば、最初は宗教的儀式としてやっていた事が偶然鐘の音に対してある有利な効果のある事を発見し、次いでそれが鋳物の裂罅から来る音響学的欠点を修正するためだということに考え及び、そうして今度は意識的にそういう作業を施すようになったのかもしれないと思われるのである。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
しかし黄銅の場合にこの種の単分子皮膜が固体面に沿うて自由に伸展し、吸着した湿気やガスを駆逐しつつ裂罅を埋めるかどうかは実験しなければ確かなことはわからない。
— 寺田寅彦 『鐘に釁る』 青空文庫
作例 · 標準
古い花瓶に、細い罅が入っているのを見つけた。
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壁のペンキに小さな罅が入り、補修が必要になった。
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地震の後、多くの建物に罅が見つかった。
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標準
rift (in a relationship)
作例 · 標準
ちょっとした誤解から、二人の間に深い罅が入ってしまった。
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夫婦関係に罅が入ると、修復は非常に難しい。
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チーム内に罅が入らないよう、日頃からコミュニケーションを大切にしている。
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