仰ぐ
あおぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞頻度ランク #23440 · 青空 5361 例
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文例 · 用例
甲板に立って帆柱の尖に仰ぐ星、船室で誰やらが欠びをする。
— 寺田寅彦 『星』 青空文庫
しかしこれらの点についてはむしろ本誌の読者の側から示教を仰ぐべきであろう。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
右の方を仰ぐと、赤沢岳が無器用な円頂閣のように、幅びろく突ッ立って、その花崗岩の赤く禿げた截断面が、銅の薬鑵のような色をして、冷めたく荒い空気に煤ぶっている。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
霧はフツ、フツと渦巻く、偃松に白く絡んで、火事場の烟でも立つように、虚空を迷っている、天幕の屋根の筋目から仰ぐと、暗灰色の虚空が壁のように狭くなって、鼻の先に突っ立っている、雨と知りながらも、手を天幕の外へ出すと、壁から浸染み出る小雨に、五本の指が冷やりとする、眼がやっと醒める。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
しかし少数のある人々はこの生涯の峠に立って蒼空を仰ぐ、そして無限の天頂に輝く太陽を握もうとして懸崖から逆さまに死の谷に墜落する。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
空を仰ぐと下谷の方面からひどい土ほこりが飛んで来るのが見える。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
期せずしてみんなが空を振り仰ぐ。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
夜中に籠れる歇気を吐くのであろうか、夜中に凝る乳を粒立たすのであろうか、とにかく、この湧玉をみて、そして峯を仰ぐとき、確に山の眼覚めを思わせる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
登山の途中で立ち止まり、頂上付近を覆う白い雲を仰いで一息ついた。
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屋根から落ちてきた雪を避け、彼は軒下から空を仰いで天候の回復を待った。
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スタジアムの観客は、ホームランボールの行方を追って一斉に夜空を仰いだ。
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標準
to look up to
作例 · 標準
創業者を精神的な支柱として仰ぐ社員たちは、今日もその遺訓を唱和している。
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多くの作家が師と仰ぐ文豪の命日には、今でも多くのファンが墓前に集まる。
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誰をリーダーとして仰ぐべきか、若者たちは夜遅くまで熱い議論を交わした。
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to ask for (e.g. guidance)
作例 · 標準
独断での判断を避け、彼は信頼できる先輩に今後の進め方について指示を仰いだ。
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市長は有識者会議に助言を仰ぎ、都市計画の抜本的な見直しを決定した。
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「先生のお力添えを仰ぎたいのです」と、彼は深々と頭を下げて頼み込んだ。
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標準
to depend on
作例 · 標準
この国はエネルギー資源の多くを輸入に仰いでおり、国際情勢の影響を受けやすい。
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運営資金を寄付に仰いでいるNPO団体にとって、広報活動は生命線ともいえる。
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彼は研究費の援助を民間企業に仰ぎ、ついに画期的な新素材を開発した。
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標準
to gulp down
作例 · 標準
喉の渇きを癒そうと、彼はコップに並々と注がれた麦茶を一気に仰いだ。
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「プハーッ、最高だ」と言いながら、彼は冷えたビールを豪快に仰いだ。
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苦い薬を飲むとき、彼は一気に水で仰ぐようにして流し込んだ。
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