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同家

どうけ
名詞
1
標準
the said family
文例 · 用例
高等学校時代厳父の死に会い、当時家計豊かでなかったため亡父の故旧の配慮によって岩崎男爵家の私塾に寄食し、大学卒業当時まで引きつづき同家子弟の研学の相手をした。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
」 此の二人は、母の父母で、同家に二階住居で、睦じく暮したが、民也のもの心を覺えて後、母に先だつて、前後して亡くなられた…… 其の人たちを、こゝにあるもののやうに、あらぬ跫音を考へて、咳を聞く耳には、人氣勢のない二階から、手燭して、する/\と壇を下りた二人の姿を、然まで可恐いとは思はなかつた。
泉鏡太郎 霰ふる 青空文庫
修善寺の温泉宿、――館の家族の一婦人と、家内が桂川の一本橋向うの花畑へ連立つて、次手に同家の控の別莊――あき屋である――を見せて貰つた、と言つて話した。
泉鏡太郎 鳥影 青空文庫
ここらの町家は裏手に庭や空地を有っているのが習であるから、巡査等は同家に踏込んで先ず裏庭を穿索した。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
同家に就て訊けば、猫は二三日前から行方不明となつたと云ふ。
岡本綺堂 雨夜の怪談 青空文庫
同家には女中も何も居なかったらしく様子が全くわからないが痴情の果という噂もある。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
小牧山合戦の際には秀吉も入城したことがあったというのだが、天下が家康に帰してからは、尾州侯の家老|成瀬隼人が封ぜられ、以来明治維新まで連綿として同家九代の居城として光った。
北原白秋 木曾川 青空文庫
某致仕候てより以来、当国|船岡山の西麓に形ばかりなる草庵を営み罷在候えども、先主人|松向寺殿御|逝去遊ばされて後、肥後国八代の城下を引払いたる興津の一家は、同国|隈本の城下に在住候えば、この遺書御目に触れ候わば、はなはだ慮外の至に候えども、幸便を以て同家へ御送届|下されたく、近隣の方々へ頼入り候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書(初稿) 青空文庫
作例 · 標準
この文書によると、同家は代々、地域の有力者であったと記されている。
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先祖代々の土地は、現在も同家が所有している。
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歴史研究家は、同家の家系図を丹念に調べていた。
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