当家
とうけ
名詞
標準
this family
文例 · 用例
亭主は宿帳をつくづく見て、T「この宿帳は 永く当家の家宝として 子々孫々に伝えます」 と押し戴いたので、 団九郎先生益々得意然として居る。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
それは当家の伜久次郎どのがお姫様に対して無礼を働いたというのであった。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
「御当家でも――実に……」「全くでございます。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
岐阜県××町、――里見稲子、二十七、と宿帳に控えたが、あえて誌すまでもない、岐阜の病院の里見といえば、家族雇人一同神のごとくに崇拝する、かつて当家の主人が、難病を治した名医、且つ近頃三由屋が、株式で伊勢の津に設立した、銀行の株主であるから。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
「ために、主な出入場の、御当家では、方々のお客さんから、叱言が出ます。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
「その晩も、小一按摩が、御当家へ、こッつりこッつりと入りまして、お帳場へ、精霊棚からぶら下りましたように。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
「だから、二才の口から当家の秘密を、いいつけたに違いない。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
当家へ入って来たのも、何かの縁であろうからと、勧むれば、亭主は気の好き男にて、一議も無く承引なし、「向側の行当の部屋は、窓の外がすぐ墓原なので、お客がございませんから、幽霊でさえなけりゃ、それへ連れて行って介抱してつかわしましょう。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
「当家では、古くからのしきたりを大切にしています。」と老婦人は言った。
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当家の家宝は、代々受け継がれてきた貴重な刀剣です。
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この度、当家の長男が結婚することになりました。
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