異文
いぶん
名詞
標準
variant (in a manuscript or book)
文例 · 用例
貢白珠五千孔、青大句珠二枚、異文雜錦二十匹。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
その目を挙ぐれば、煩悶異文弁、仏説阿弥陀経碑、春秋外伝国語|跋、荘子注疏跋、儀礼跋、八分書孝経跋、橘録跋、冲虚至徳真経釈文跋、青帰書目蔵書目録跋、活字板|左伝跋、宋本校正病源候論跋、元板再校|千金方跋、書医心方後、知久吉正翁墓碣、駱駝考、、論語義疏跋、告蘭軒先生之霊の十八篇である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
弘法、傳教の長安に着せし時には、市内に四大景寺あり、一大景教碑あり、卓識英邁の資を以て新智識を得るに熱中せる大師其人にして、十字架を冠し異文字を刻せる碑文を見ず、皇帝の御影を掲げ、奇異の樣式を表せる寺院を訪問せざるの理由あるべからず。
— イー、エー、ゴルドン 『弘法大師と景教との關係』 青空文庫
「怪談」「霊の日本」「支那怪談」「異文学拾遺」など、著書の題名が既に内容を語ってゐるものはいふまでもなく、其他「骨董」でも「異国情趣」でも「きまぐれ」でも「天の河縁起」でも、ヘルンの殆ど全作品を一貫してゐる特質は、此の「怪奇」といふことであります。
— 稲垣巖 『父八雲を語る』 青空文庫
政等以檄告喩壹與、壹與遣倭大夫率善中郎將掖邪狗等二十人、送政等還、因詣臺、獻上男女生口三十人、貢白珠五千孔・青大勾珠二枚・異文雜錦二十匹。
— 陳壽 『魏志倭人傳』 青空文庫
国内での異文化の交流がおこり、戦場でもGIたちのあいだにおなじことがおこった。
— 片岡義男 『エルヴィスから始まった』 青空文庫
ずいぶんたくさん書くことを用意していた筈なのに、異様にこわばって、書けなくなった。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
ずいぶん皆にわかってもらいたくて出来るだけ、ていねいに書いた筈である。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
作例 · 標準
平家物語の写本は全国に多数存在し、それぞれに独自の異文が含まれているため比較研究が絶えない。
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その古文書の解読作業で最も難航しているのは、他のどの記録とも一致しない不可解な異文の存在だ。
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同じ説話でも、地域によって結末が微妙に異なる異文として伝承されているケースがよくある。
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