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異本

いほん
名詞
1
標準
variant edition (of a book)
文例 · 用例
内容の本筋は古事記に依拠し、日本書紀とその異本とを参酌した。
北原白秋 新頌 青空文庫
建久四|癸丑年に十九なら安元元|乙未年すなわち未歳生まれで寅歳でない、『東鑑』は偽りなしだから『異本曾我物語』は啌で寅歳生まれで虎と名づけたでなく寅時にでも生まれたのだろ。
虎に関する史話と伝説民俗 十二支考 青空文庫
枕の草紙に、かにひ(異本にがむひ)の花とあるはこれらしいが、色は濃からねど藤の花にいとよくにて、春秋と二度さくいとをかしとは眼皮と違ふ。
南方熊楠 きのふけふの草花 青空文庫
宋本御覽が三國志を引て靈帝光和中の句を殘せるは、當時の異本或はかく作りし者ありけん。
内藤湖南 卑彌呼考 青空文庫
おまけに持つて生れた好古癖にまかせて、折角考証に考証を重ねて、在来のままの経籍とは違つたところのある異本を公にして、学界に寄与しようとすると、世間の人達は碌すつぽそれを読みもしないで、「あれは偽書ださうだよ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
文化十三年、伯父錦橋の歿する年に至つて、京水は料らずも系図の一異本を観た。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
が、そのほかにも異本がない訳ではない。
芥川龍之介 るしへる 青空文庫
予は以下にこの異本第三段を紹介して、聊巴の前に姿を現した、日本の Diabolus を一瞥しようと思う。
芥川龍之介 るしへる 青空文庫
作例 · 標準
この古典文学の校訂版は、複数の異本を比較検討して作成された。
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研究者は、失われた原稿の異本を探して、世界中の図書館を巡った。
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古書店の片隅で、珍しい異本を見つけた時の興奮は忘れられない。
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同じ作品でも、異本によって登場人物のセリフが微妙に異なることがある。
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2
標準
strange book
作例 · 標準
図書館の奥深くで見つけたその本は、まるで異本かと思うほど奇妙な装丁だった。
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「これ、もしかして異本? 内容が全然頭に入ってこないんだけど」と友人は首を傾げた。
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古い屋敷で見つかったその日誌は、現実離れした出来事が記されており、まるで異本のようだった。
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子供の頃、読んだ本が突然ページ順を無視して現れ、異本だと怯えた経験がある。
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