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遺文

いぶん
名詞
1
標準
literary remains
文例 · 用例
」『論語(雍也二十五)』と言われる博く文に学ぶ、の一句に、飽くまで先王の遺文を学んで、その博学を望んでその狭隘を懼れられたことを見ることができる。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
狩谷望之が古京遺文にて讀みたりし光焔背の銘、疑を正さんによき折と思へど忙しき見物なれば心に任せず。
内藤湖南 寧樂 青空文庫
餘事ながら、第一部を通讀したしるしにと言つて、織田正信君を介してその愛藏する『慊堂遺文』二卷を贈られ、自分を勵まして呉れたY博士のやうな人もあつた。
島崎藤村 桃の雫 青空文庫
彼の現実認識のよりどころは個性の感性に置かれているのであったが、その感性そのものも「オフェリア遺文」が計らずも告白している通り統一された具象性を持たないものであった。
宮本百合子 昭和の十四年間 青空文庫
三村氏は古京遺文に※斎が仏足石の事を言つて、京遊云々の語をなしたことを記憶してゐて、わたくしに告げ、又好古小録、好古日録に就いて索めたなら、其形跡が得られようと云つた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「既に古京遺文仏足石の条にも、余親至西京、経七日之久、精撫一本云々と御座候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
遺文は文政元年之序候へど、(再校之節補入と疑へばともかく、普通にては)是れ以前之西遊を証せられ申候。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
宋本御覧や、千金方や、医心方や、其中に存ずる所の古本草経の遺文は学者の共有に属する。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
作例 · 標準
蔵の整理をしていたら、曽祖父が戦地から家族に向けて書き残した生々しい遺文が見つかった。
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その文学全集の最終巻には、生前発表されることのなかった作家の未完成の遺文が収められている。
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愛弟子の手によって編纂された師の遺文集は、多くの研究者にとって貴重な一次資料となった。
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