俗信
ぞくしん
名詞
標準
folk belief
文例 · 用例
夫れ小善小仁は、古へのパリサイ人|能く之を為せり、彼等は教会にて威厳を粧ひ、崇敬をあらはし、小悪小非行を慎しむ事、今の俗信仰にまさり、小善小仁を行ふ事、今の所謂基督教信者なるものに幾等か加ふるところありし、然るも基督は之を排して、蝮の裔とまで罵りぬ。
— 北村透谷 『各人心宮内の秘宮』 青空文庫
其の頃、私はパラオ民俗を知る為の一助にもと、民間俗信の神像や神祠などの模型を蒐集していた。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
パラオ在来の俗信と基督教とを混ぜ合せた一種の新宗教結社が島民の間に出来上り、それが治安に害ありと見做されて、「神様狩」の名の下に、其の首脳部に対する手入が行われていた。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
(七)虎に関する民俗 前条には信念と題して主に虎を神また使い物として崇拝する事を述べたが、ここには民俗てふ広い名の下に虎に係る俗信、俗説、俗習を手当り次第|序べよう。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
まず支那等で虎の体の諸部を薬に用ゆる事は一月初めの『日本及日本人』へ出したが、少しく追加するとインドのマラワルの俗信に虎の左の肩尖の上に毛生えぬ小点あり、そこの皮また骨を取り置きて嘗め含むと胃熱を治す、また虎肉はインド人が不可療の難病とする痘瘡唯一の妙剤だと(ヴィンツェンツォ・マリア『東方遊記』)。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
アイモニエー曰く、猫|往昔虎に黠智と躍越法を教えたが特り糞を埋むる秘訣のみは伝えず、これを怨んで虎今に猫を嫉むとカンボジアの俗信ずと。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
そこえ御定りの蓮は諸佛の座で、極樂の花と幼時より浸潤しをるから、難有くもうれしくも感じて、自然之を聞ば屹度成佛するの、開運必然のといふ俗信を生じたと考へる。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
二人して火を吹くは焼場なりという俗信あり。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
作例 · 標準
株価は経済指標の好調を受けて、午後も続伸した。
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チームは後半も勢いを維持し、得点を続伸させた。
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このブランドの人気は衰えることなく、売上が続伸している。
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ウィキペディア
俗信(ぞくしん)とは、社会において広く流布され伝承されてきた、ものごとの捉え方や考え方、また考えられた内容を言う。なぜ、そのような把握や考えが妥当かということについては、「昔からそう言われている」というような歴史的な継承性や、社会的な流布性の事実を根拠にする。
出典: 俗信 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0