民間信仰
みんかんしんこう
名詞
標準
folk beliefs
文例 · 用例
そしてまた、昔なつかしい民間信仰の対象である石地蔵の多くが同じ目にあった。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
此分け方は、民間信仰に基礎を置いたものであるが、島々の見方によると、多少の相違がある。
— 折口信夫 『琉球の宗教』 青空文庫
四 くゞつと人形との関係民間信仰・民俗芸術の上の諸相は、単純化の容易に行はれるものではない。
— 折口信夫 『偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道』 青空文庫
さうすると、こどきと言ふ語も文献に現れないで、民間信仰の上にくどきと音韻の少しの変化した儘で、曲節が伝つて居り、さうした節まはしに謡はれる詞曲はすべて、「くどき」と言ふ名に総べられたと見られる。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
今も民間信仰に、田の神或は其系統の社の神の、簑笠を著けたのが多いのは、理由のあることである。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
そして天皇家に直接征服されたものが、大国主命だか、長スネ彦だか、蘇我氏だか、それも見当はつけ難いが、征服しても、征服しきれないのは民間信仰あるいは人気というようなものだ。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
天皇家は日本を征服したが、民間信仰や人気をくつがえすことはできない。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
一般に狭義に於ての国民神話は、国民太古の自然宗教と、表裏の関係を有すること、恰も、或種の国民説話が、普通の民間信仰に於けるが如し。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
作例 · 標準
この地域に根付く民間信仰は、自然崇拝と祖霊信仰が融合した、独特の体系を持っています。
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お祭りの際に奉納される品々には、人々の民間信仰の形が色濃く反映されています。
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かつては多くの村で民間信仰に基づいて、独自の年中行事が行われていました。
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ウィキペディア
民間信仰(みんかんしんこう)とは、教義や教団組織をもたずに地域共同体に機能する庶民信仰のことで、個人の自覚的入信にもとづく創唱宗教とは異なる。民間宗教、民俗宗教、民衆宗教、伝承的信仰ともいう。日本における「民間信仰」という用語は、1897年の姉崎正治の論文「中奥の民間信仰」(『哲学雑誌』130号)が初出とされる。
出典: 民間信仰 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0