匂う
におう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞頻度ランク #43945 · 青空 828 例
標準
to be fragrant
文例 · 用例
新古今集の和歌は、亡び行く公卿階級の悲哀と、その虚無的|厭世感の底で歔欷しているところの、艶に妖しく媚めかしいエロチシズムとを、暮春の空に匂う霞のように、不思議なデカダンスの交響楽で匂わせている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
二ノ池の方に廻る、池には石が座榻のように不規則に、水面に点じている、岸には淡紅の石楠花が水に匂う、蛇紋が掻き破られて、また岩魚が飛ぶ、石楠花の雫を吸っている魚だから、腸まで芳芬に染まっていないかとおもう。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
こんこん匂う薄荷が眼鼻に沁み渡ると小初は静かにもう泣いていた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
妾はロダンさんと、花匂うモナコの浜に沿って、心の悲劇を象徴するような大寺院の賭博場に向って、馬車を走らせました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
山崎は、アカシヤの葉がのび、白い藤のような花がなまめかしく匂う通りを、気|慌しげに往き来した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
大学の地下に匂う青い花、こそばゆい毒消しだ。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
籔蔭に早咲きの梅の匂う浜田圃の畦を散歩しながら、私は良人が延ばしていた前の妻の墓標を建てることや、珪次の学費の補助のことや、感傷や遠慮を抜いた実質的な相談をしました。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
谷畑から採って来た鮮かな山葵の束が縁につけてあるのがくんくん匂う。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
作例 · 標準
窓を開けると、庭のクチナシの花が甘く匂ってきた。
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お茶会で出された抹茶は、深い緑の香りが芳しく匂っている。
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夕暮れ時の散歩道で、どこからかジンジャーリリーが白く匂い始めた。
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標準
to stink
作例 · 標準
生ゴミを数日間出し忘れていたら、台所がひどく匂い始めた。
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汗をかいたままの運動靴は、脱いだ瞬間にツンとした刺激臭が匂う。
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古い排水口から、ドブのような不快な臭いが匂ってくる。
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標準
to glow
作例 · 標準
夕日に照らされた雲が、まるで燃えるように赤く匂っている。
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朝露に濡れた花びらが、朝日を浴びて匂うように輝いていた。
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彼女の頬は、お酒のせいでほんのりと桜色に匂っている。
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標準
to smack of
作例 · 標準
この不可解な事件の後ろには、巨大な組織の陰謀が匂う。
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彼の発言には、どこか他人の考えを代弁しているような気配が匂う。
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そのあまりにも都合の良い取引には、詐欺の匂いがプンプン匂ってくる。
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