仁王
におう
名詞
標準
two Deva kings
文例 · 用例
近きベンチへ腰をかけて観音様を祈り奉る俄信心を起すも霊験のある筈なしと顔をしかめながら雷門を出づれば仁王の顔いつもよりは苦し。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
」 見習は、六尺位の仁王様のように怒った。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
S=座敷 お絹に危機迫る時、三次駈け付けて、 お絹を背後に仁王立ち。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
大吉立ち止って前方凝ッと見て居たが、半次の方振り向いて、T「喧嘩らしい」 ズカズカと走って、 群集掻き分け前へ出て、 立ち廻りして居る武士達の中へ進み出て、 一人の方の武士を背後にかばって仁王立ち。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
悠々と道場の中央に仁王立ち。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
三 運慶が木材の中にある仁王を掘り出したと云われるならば、ブローリーやシュレディンガーは世界中の物理学者の頭の中から波動力学を掘り出したということも出来るであろう。
— 寺田寅彦 『スパーク』 青空文庫
それに誘われて、二人もおのずと早足に仁王門をくぐると、観音堂前の大きい銀杏の木に一人の男が縛りつけられていた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
又ある時は、お祭りの人ごみに立ちまじって、赤いゆもじの裾を染め、オモチャの笛をあわれみ詰まらせ、神木の肌を神さびさせ、仁王様の腕の古疵を疼き痛ませ、御神鏡の光を朧にした上に、伏しおがむ人々の睫毛までも白々としばたたかせて、昔ながらの迷信をいよいよ薄黒く、つまらなく曇らせる。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
作例 · 標準
寺の入り口で、筋骨隆々とした仁王の像が参拝者を威圧するように立っている。
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阿形と吽形の二体の仁王は、仏教の守護神として知られている。
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仁王の厳しい表情は、寺の中に邪悪なものが入るのを防ぐためのものだ。
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