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爆裂

ばくれつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #37991 · 青空 82
1
標準
exploding
文例 · 用例
その氷河で思い出したが、私が桑港にいるとき、一九二四年九月十八日の夕、新聞の号外売りが、声高く「ラッセン火山大爆裂、シャスタ氷河大融解」と、大の字|尽くしで呼んでいるので、耳寄りに思って買って見ると、いかにもシャスタ山の、氷河融解、大洪水来と、拳大の活字で見出しがついている。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
成立の原因は違っても、富士の愛鷹山の頂上部が、仮に爆裂飛散せずに原形を保存していたとすれば、シャスチナ位になっているかも知れない。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
雪のある地方より高く抜いた山は、風化作用という破壊力のために、次第に低く削られるけれども、それが雪の多いところまで低下して来ると、かえって雪氷のために風化作用の爆裂から保護されて、傾斜も柔和になって、相応に高い平均高度を有することになる。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
ハッと思うと憤恨一時に爆裂した廷珸は、夢中になって当面の敵の正賓にウンと頭撞きを食わせた。
幸田露伴 骨董 青空文庫
時候がちがうのか、それとも実が実として存在する期間が短く、実がなるや否や爆裂して木っ葉みじんになるためなのか、どうか、よく確かめようと思っているうちに帰京の期が迫って果たさなかった。
寺田寅彦 沓掛より 青空文庫
もはや爆裂するだけの勢力のない火弾が、空気の抵抗のためにその速度を失って、重力のために放物線を描いてたれ落ちるのである。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
それでもねもとのダイナマイトの付近だけはたしかに爆裂するので、二三百メートルの距離までも豌豆大の煉瓦の破片が一つ二つ飛んで来て石垣にぶつかったのを見た。
寺田寅彦 LIBER STUDIORUM 青空文庫
嘗て此の隧道を穿ちし時、工夫が鶴觜、爆裂彈の殘虐に掛つた、弱き棲主たちの幻ならずや。
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫