沈静
ちんせい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #26051 · 青空 191 例
標準
settling down
文例 · 用例
僕はその寂漠の中にすつかり沈静してゐるわけでもない。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
温色の興奮を味わい尽した魂が補色残像として冷色のうちに沈静を汲むのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
眼光鋭く、意気激しく、いずれも拳に力を籠めつつ、知らず知らず肱を張りて、強いて沈静を装いたる、一室にこの人数を容れて、燈火の光|冷かに、殺気を籠めて風寒く、満洲の天地初夜過ぎたり。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
向こう側の三人の爆笑とそれに続く沈静との週期的交代の観察に気を取られて、しばらく前方の老人の事を忘れていたが、突然、実に突然にその老人が卓上の呼び鈴をやけくそにたたきつけるけたたましい音に驚かされてそのほうに注意をよびもどされた。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
木の葉落ちつくせば、数十里の方域にわたる林が一時に裸体になって、蒼ずんだ冬の空が高くこの上に垂れ、武蔵野一面が一種の沈静に入る。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
しかしこの十一句目に至ってそこで始めて次にきたるべき沈静への導音ででもあるかのように月の座が出現する。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
その後室内沈静にして、些々たる物音も聞えぬ事あり、時ありては畳を蹴立てて噪がしき響の起る折あり、突然、きいーきいーと悲鳴をあげて、さもくやしげに泣く音も聞ゆ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
ちょいと内証で、人に知らせないように遣る、この早業は、しかしながら、礼拝と、愛撫と、謙譲と、しかも自恃をかね、色を沈静にし、目を清澄にして、胸に、一種深き人格を秘したる、珠玉を偲ばせる表顕であった。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
作例 · 標準
騒動は徐々に沈静に向かっている。
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長引いたデモも、ようやく沈静化した。
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嵐の後の海は、見事に沈静を取り戻していた。
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標準
stillness
作例 · 標準
夜の森には、深い沈静が訪れていた。
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この部屋の沈静は、私の心を落ち着かせる。
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彼は沈静の中で、自らの過去と向き合った。
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