爆破
ばくは
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #9881 · 青空 286 例
標準
destructive blast
文例 · 用例
重兵衛さんは自分の心にファンタジーの翼を授け、自分の現実世界の可能性の牢獄を爆破してくれた人であった。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
鶏冠山砲台を、土台ぐるみ、むくむくっとでんぐりがえす処の、爆破力を持ったダイナマイトの威力だから、大きくもあろうか?
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
クラカトア火山の爆破の時に飛ばされた塵は、世界中の各所に異常な夕陽の色を現わし、あるいは深夜の空に泛ぶ銀白色の雲を生じ、あるいはビショップ環と称する光環を太陽の周囲に生じたりした。
— 寺田寅彦 『塵埃と光』 青空文庫
線路には、爆破装置が施されているのではなかった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
爆破された無電局の、天に突きさゝるようなアンテナ柱は、半分どころからへし折れ、傾き、倒れかゝっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
雨はますます烈しくなり、かみなりはまるで空の爆破を企て出したよう、空がよくこんな暴れものを、じっと構わないでおくものだと、不思議なようにさえガドルフは思いました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
この際スエズにいるイギリスの軍艦のドレでもいいから一艘、爆破さえすれば、直ぐにイタリーのせいだと思って戦争を始めます。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
アメリカの豚の罐詰会社が、戦争で一儲けしたさに、キューバにいるイスパニアの軍艦を爆破させたのがキッカケなんですからね」「それじゃ貴方がたはスエズにいらっしゃるんですね」「ええ……実はそうなんです。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫