川漁
かわりょう
名詞
標準
river fisher
文例 · 用例
石太郎は、ポンツク(川漁)にばかりいく。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
さるにても近頃の多摩川漁夫、或は密漁を企て、生洲飼いをなし、客を見て獲物の多寡を加減するなぞ、江戸ッ児には癪にさわることばかり、これでは折角の鮎が估券を堕しはせぬかと、そんじょそこらの兄哥がいい心配をしておる。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
」 正夫は田舎に半月ばかり行ってた間に、殆んど毎晩、川漁にいった。
— ――「正夫の世界」―― 『霧の中』 青空文庫
この車塚の郷民は、農を一方に女は巫女、男は狩猟や川漁をし、別世界をなして住んでいた。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
孝助は手に取上げて読み下すに、一|筆申入候過日御約束|致置候中川漁船|行の儀は来月四日と致度就ては釣道具|大半破損致し居候間夜分にても御閑の節|御入来之上右釣道具|御繕い直し被下候様奉願上候。
— 怪談牡丹灯籠 『怪談牡丹灯籠』 青空文庫
…… 家へ帰ると門の前に川漁師が二人、川岸づたひに歩いてくるわたしの姿を見て、防寒帽を眼深にかぶつたまま挨拶をした。
— 室生犀星 『故郷を辞す』 青空文庫
大正十二年九月一日の大地震の場合には、その年の七月末から品川漁師町の井戸が涸れ、その附近の春雨庵の井戸は、六、七月ごろから実母散のような臭気を帯びて飲めなくなった。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
川漁に行ってこんな物が落ちていそうもないことだ。
— 室生犀星 『蛾』 青空文庫
作例 · 標準
「おっ、今日の川漁は豊作だね。立派な鮎がこんなに獲れたよ!」
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祖父は若い頃、網を片手に夜通し川漁に精を出していたそうだ。
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伝統的な鵜飼いも、もともとは生活のための川漁から始まったものだ。
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清流の恵みを求めて、古くからこの村では川漁が盛んに行われてきた。
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