粗い
あらい
形容詞頻度ランク #29816 · 青空 1028 例
標準
coarse
文例 · 用例
鼠色の印象(暴風雨前の富士山及び白峰山脈) 汽車の中は、蒸されるように混んだ、肘と肘と触れ、背と背と合された人々が、駅ごとに二、三人ずつ減る、はてはバラバラになって、最後の停車場から、大きな、粗い圏を地平線に描いて散った、そうして思い思いの方向へと往った。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
一体蚊を防ぐのが目的ならばもう少し目の粗い布を使ったらよさそうなものである。
— 寺田寅彦 『蚊帳の研究』 青空文庫
茶店の床几で鼠色羽二重の襦袢の襟をした粗い久留米絣の美少年の姿が、ちらりと動く。
— 岡本かの子 『桃のある風景』 青空文庫
粒の粗い今のゼラチン乾板ではおそらく不成効であったであろうが、タンニン、蛋白、塩化コロジオンを使う古い方法が丁度適当であったのである。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
あなたの白衣はわたくしにすつかりあなたの權利をお預けになつてゐるのに……」 ………………………………………「あなたはあの毛の粗い服を戀しがつていらつしやるの?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
形のいい鼻の粗い魅力がうす黒い建物に吸いこまれると灰色のホテルの壁にそって彼女の影がコンクリートの階段を中年女の靴音をのこして一歩、一歩、女の強い忍従が右に折れると、或る部屋の扉を繊奢な澱みもなく暴々しくノックした。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
兎も角も一軒建になつてゐて、小さい庭には粗い竹垣が結びまはしてあつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
勃凸は着物を腰までまくり上げて、粗い鰹縞のやうな綿ネルの下着一つで胡坐をかいてゐた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日粗いについて考えている。
粗いという言葉は日本語で重要だ。
彼は粗いの意味を理解している。
この文には粗いが含まれている。