肋材
ろくざい
名詞
標準
lumber (for the ribs of a ship)
文例 · 用例
岸の水の浅いところへ死骸を投げこんでおくわけにはゆくまいからね、被害者の背中や肩についている特殊の痕跡は、ボートの底の肋材に触れたことを示している。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
半ばやりかかった漆喰の床と、チョコレート色の壁と、亜鉛板を張った天井と、簡単な鉄の肋材と、電灯と、たったそれだけの集った場所に過ぎない。
— 海野十三 『東京要塞』 青空文庫
しかもその綱の先は、防空壕の肋材の一本に、堅く結んであった。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
それを見ると、兵隊たちは手んでに肋材の切れっ端や鉄のボールトを持って殺到して来、筏の端に俯伏せになっている中田大尉を撲り殺しにかかった。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
はじめは二宮の式でやっていたが、さすがに生では気味が悪いのか、波のこない高い肋材の上に並べて乾肉にすることを考えだした。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
その実、動かないように自分の身体を肋材へしばりつけているのだった。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
兵隊達は肋材の切れっ端やボールトを持って殺到して来、筏の端に俯伏せになっている大尉を撲り殺しにかかった。
— 久生十蘭 『海難記』 青空文庫
造船台の形、マギリワラの据付け、首材の後材の建て方、肋材を植えて、今や船梁の取付けにかかっているところ。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
船大工は、船体の強度を保つために、頑丈な肋材を正確な位置に取り付けた。
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博物館に展示されている古い和船の骨格を見ると、美しいカーブを描く肋材の構造がよくわかる。
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この船は最高級の木材を肋材に使用しており、非常に高い耐久性を誇る。
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