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アンプル

アンプル
名詞
1
標準
ampoule
文例 · 用例
いや、手紙よりも、木崎さん、一寸これ見て下さい」 細君が出しなにたたき割って行った買いだめの注射薬のアンプルのかけらを、坂野は見せ、土色の顔を一層土色にして、ふぬけていたが、やがてエヘッと笑うと、「印籠みたいなもンでさあ」 と、ポケットからヒロポンの箱を出して来た。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
ここン所坂野医院大繁昌だね」 坂野はにやりと木崎の顔を見ながら、ケースの中からヒロポンのアンプルを取り出し、アンプル・カッターを当てて廻すと、まるで千切り取るように二つに割った。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
しかし、不健全なものへ、悪いと知りつつ、かえって惹きつけられて行くのがマニヤの自虐性であり、当然アンプルを割る音は頽廃の響きに濁る筈だのに、ふと真空の虚ろに澄んでいるのは、頽廃の倫理のようでもあった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
だから、芳子はわざとヒロポンにかこつけて、アンプルを割るという芝居までして、銀ちゃんのふところへ転がり込んで来たのだが、しかし、一つにはお腹の子供のこともあった。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
やっと看護婦が帰って来たが、のろまな看護婦がアンプルを切ったり注射液を吸い上げたり、腕を消毒したりするのに手間取っているのを見ると、寺田は一代の苦痛を一秒でも早く和げてやりたさに、早く早くと自分も手伝ってやるのだった。
織田作之助 競馬 青空文庫
寺田はあわててロンパンのアンプルを切って、注射器に吸い上げると、いつもの癖で針の先を上向けて、空気を外に出そうとしたが、何思ったのかふと手を停めると、じっと針の先を見つめていた。
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驚いて看護婦が強心剤のアンプルを切って、消毒もせずに一代の胸に突き刺そうとしたが、肉が固くてはいらなかった。
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そしてそれからは注射がもう趣味同然になって、注射液を買い漁る金だけは不思議に惜しいと思わず、寺田の鞄の中には素人にはめずらしい位さまざまなアンプルがはいっていたのだ。
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作例 · 標準
私は毎日アンプルについて考えている。
アンプルという言葉は日本語で重要だ。
彼はアンプルの意味を理解している。
この文にはアンプルが含まれている。
ウィキペディア

アンプル(ampoule、またはampul、ampuleとも)は、固体や液体、気体のサンプルを封入して保存するために使用される、密閉されたガラス製のバイアル(小瓶)である。

出典: アンプル — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0