紳士的
しんしてき
形容動詞
標準
gentlemanly
文例 · 用例
平常の紳士的な芥川君とは、全で態度がちがつてゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
だから君の憧憬は、あらゆる場合に於て文明的なもの、優美なもの、禮節あるもの、典雅なもの、文明紳士的なものに向つて居た。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
もっと、紳士的に、もっと、威厳をもって、まあ、この人は髭をそるのを忘れたわ、ああ妾、死にたい!
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
良心があるんだかないんだか、紳士的なんだか、超特級の泥棒根性なんだか……無賃乗車で行って用を足して引返して来て、乗らない顔をしているみたいなもので、ややこしい心理状態もあればあるものですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
」と再び熊本君は、その紳士的な上品な言葉を、まえよりいくぶん高い声で言って抗議したのであるが、顔は、ほとんど泣いていた。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
相手は、あくまで紳士的に、礼を失しないように自分の窮状を察してくれようとするのであったが、それ以上は訊いてもらいたくはなかった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
――二木検事のような人物にとって、このような仕打は非常に大きな侮辱であること、従って、このことは、村井にとっては、恋愛に破れて以来の、深刻な紳士的復讐を意味するのだった。
— 佐左木俊郎 『殺人迷路』 青空文庫
F君は、職業柄決して酩酊が適はぬと滾し、わたしの忽ちなる陶酔状態を羨ましがつたが、わたしにして見ると、容易に酔はぬといふ大酒家の方が豪傑めいてゐて頼もしく、羨望のかぎりであり、どうかして自分も紳士的なる酒の片鱗でも望みたいと思はぬことはなかつたが、いつもわたしは時と場所の差別もなく駄目であつた。
— 牧野信一 『湖の夢』 青空文庫
作例 · 標準
彼は常に女性に優しく、非常に紳士的な振る舞いであった。
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試合に負けても相手チームの健闘を称えるのは、スポーツマンシップに則った紳士的な態度だ。
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彼の紳士的な対応に、顧客は深い信頼を寄せた。
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