幻辞.com

花蜜

かみつ
名詞
1
標準
nectar
文例 · 用例
お前達はもう花の中の、虫を引きつけるものを知つてゐる筈だね、私はお前達に、前に花蜜の事について話しておいた。
STORY-BOOK OF SCIENCE 科学の不思議 青空文庫
此の花蜜が、蜂に入り用なものなのだ。
STORY-BOOK OF SCIENCE 科学の不思議 青空文庫
ああ、その空さへもうすくもり、かみつけの山に雪くれば、魚らひそかに針をのみ、ま芝は霜にいろづけど、ひとり岸邊に針を垂れ、來らむとする冬を待つ。
萩原朔太郎 冬を待つひと 青空文庫
王は将軍のビオルン(熊)に「鋼鉄のかみつけないこの犬(フンド)はお前が仕止めてくれ」と言った。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
――手あたり次第にかみつかなくちゃおかないんだ。
黒島伝治 青空文庫
すなわち、かみつく、引っかく、振り飛ばすというのである。
寺田寅彦 映画「マルガ」に現われた動物の闘争 青空文庫
きたない着物を引っぱっては何かしら指の先でつまみ取り、そうして口へ運んではかみつぶしている光景が、ひどく珍しく不思議なものに思われた。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
歯の役目は食物を咀嚼し、敵にかみつき、パイプをくわえ、ラッパの口金をくちびるに押しつけるときの下敷きになる等のほかにもっともっと重大な仕事に関係している。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
作例 · 標準
ミツバチは、集めた花蜜を巣に持ち帰り、体内の酵素で分解して蜂蜜へと作り変える。
被子植物の多くは、花蜜という報酬を用意することで、昆虫や鳥を誘引し受粉を媒介させている。
ツツジの筒状の花の奥には甘い花蜜が溜まっており、かつては子供たちがそれを吸って遊ぶ姿もよく見られた。
メジロは梅や桜の開花に合わせて飛来し、筆のような形の舌を器用に使って花蜜を舐めとる。