弔旗
ちょうき
名詞
標準
mourning flag
文例 · 用例
午後、港内に碇泊中の船々に弔旗揚がる。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
平戸町内ではあるが、一里ばかり離れて田助浦といふ、もつとうつくしい短汀曲浦がある、そこに作江工兵伍長の生家があつた、人にあまり知られないやうに回向して、――・弔旗へんぽんとしてうらゝか島!
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
辻々には高々と柱を建て、黒い幕を張り黒い総でしぼつた大きな弔旗が掲げてあつた。
— 正岡容 『大正東京錦絵』 青空文庫
そのうちにラガーが弔旗を掲げて母船のまわりに集り、母船の前甲板で告別式のようなことがはじまった。
— 久生十蘭 『三界万霊塔』 青空文庫
黒い布で包んだ球を見たとき、余は紗で金箔を巻いた弔旗の頭を思い出した。
— 夏目漱石 『思い出す事など』 青空文庫
刺繍の袍みたいな衣服を着た道士だの祭司がそれを繞り、前後には、竜頭の弔旗や旛が林立してゆく。
— ――四半自叙伝―― 『忘れ残りの記』 青空文庫
百カ日が過ぎたばかりのまだごたごたと賑やかな墓には、よれよれになった寒冷紗の弔旗なども風雨にさらされたまま束ねられて立っている。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
クニ子が花立ての花をとりかえ、水をさしている時、実枝はその弔旗の中から松江作太郎という字を見つけ、「松江作太郎か」と大人ぽく呟いた。
— 壺井栄 『暦』 青空文庫
作例 · 標準
事故で亡くなった方の葬儀では、式場に**弔旗**が掲げられた。
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国際的な会議で、犠牲者への哀悼の意を示すために**弔旗**が半旗で掲揚された。
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「この船が港に戻るまで、**弔旗**を掲げて関係者の冥福を祈りましょう」と船長は言った。
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