怒面
どめん
名詞
標準
angry face
文例 · 用例
彼の将士も、その尾について、さんざん悪口を吐きちらすと、たちまち、怒面を朱泥のようにして、周瑜は、「誰かある、曹仁匹夫の首を引き抜け」 と叫び、自身も馬首を奮い立てて進まんとした。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
しかし今生これきりと知る生別を本心でもない偽りの怒面で子を追いやるには忍びなかった。
— 湊川帖 『私本太平記』 青空文庫
けれどもその朝は、仕事が気になって、衣服の事などめんどうくさく、何も言わずにさっさと着て朝ごはんも食べずに仕事をはじめた。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
お芳さんから借りた着物のゆきが長いので、その説明をしようと思ったけれどめんどう臭くなってやめる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
願はくは母の名に由り、地の上の人を浄めん、富む者の欲を制せん、戦ひを全くとどめん。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
かく云へど、永き年月相馴れし親のこころに、別れをば惜む涙のつと流る、如何にとどめん。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
なんとなればたといこれらの人々にしてみずから民間に足をとどめんとするも、決してその驥足を伸ばすの余地は存せざるなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
また、留吉など呼ぶ「留」の字を名に用うるは、多くは、あまり子の多き人として、これにて子を生むことをとどめんとの意にて、子どめのマジナイなれば、この名は末子に多しとかいう。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
先生の怒面を見て、生徒たちは静まり返った。
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彼は怒面で私を睨みつけ、何も言えなかった。
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父が怒面で現れた時、家族は皆、黙り込んだ。
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