土面
どめん
名詞
標準
clay face (made like a mask or as a decoration)
文例 · 用例
月光うけて失神し 庭の土面は附黒子。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
戸外の作事場なのでしょうか、まるで滑石のようにてら/\光る堅い土面の上を歩んで行きますと、屋根に養蚕の天井窓のある藁家がありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
そうして今は何等の伝うるところもなく博多下祇園町順正寺の墓地に灰頭土面している。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
翁の偉大さ崇高さは、そうした灰頭土面の消息裡に在る。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
お互に千年とは生きられぬ事じゃほどにのう、土面の中で、うつろになった眼を見はって機嫌のよい娘の様に明けても暮れても歯をむき出いた口で云いあいながら根くらべを致す事はござらぬじゃろうからのう。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
きめの細かくなった土面から、ホヤホヤと湯気が立って、ひどい雨にながされて出来た軽い泥の襞が、工合よくあちこちに波打って居る。
— 宮本百合子 『南風』 青空文庫
ひまな時たいくつな時などはいつでもごん平じいの家に行ってはいつものように長いくびをのばしたりちぢめたりしてかたいごみの多い土面をツッツいて居る。
— 宮本百合子 『三年前』 青空文庫
新治の地は瓦礫を去ったやわらかな土面、雨水にあった跡を言う。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
作例 · 標準
遺跡からは、様々な表情の土面が発見された。
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縄文時代の土面は、祭祀に使われたと考えられている。
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美術館で展示されている土面は、独特の雰囲気を持っている。
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