泉亭
せんてい
名詞
標準
arbor facing a spring (arbour)
文例 · 用例
馴れないことではあったが、母は働きずきであったし、客あしらいも知っているのに、父のまがつみを同情する知己の贔屓もあって、温泉亭家業は思いがけないほど繁昌した。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
山王鳥居下、小泉亭。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
山王境内鳥居前、小泉亭。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
第二は自宅へ曲る道を通り越して、藩侯の泉亭のあるほうへ向っていた。
— 山本周五郎 『はたし状』 青空文庫
「済まないがおれを独りにして呉れ、……二、三日したら、たぶん、訪ねてゆくよ」 そして千久馬の返辞は待たずに、泉亭の長い築地塀に沿って、伊※川のほうへ大股に去っていった。
— 山本周五郎 『はたし状』 青空文庫
「構わずにおけば居眠りを始めます」 一刻ばかりでその賜盃が終ると、光辰は泉亭へ移った。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
泉亭では、城代家老はじめ六人の重臣と酒宴があり、家中から選ばれた娘たち十人が給仕を勤めた。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
そのとき医師は「御自身で気にいった者のほうがよい」と主張したそうであって、――泉亭の給仕に出たのは、つまり側室の候補者たちであり、そのことはむろん、浅利重太夫から光辰に告げてあったのだが、酒宴がすすんでも、光辰はてんで娘たちを見ようともしなかった。
— 山本周五郎 『若き日の摂津守』 青空文庫
作例 · 標準
彼らは、水の音を楽しむために、静かな泉亭(泉に面したあずまや)に座っていた。
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泉亭(あずまや)は、静かな泉を見下ろす日陰の隠れ家を提供した。
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小さな橋が庭の小道から泉亭(泉に面したあずまや)へと続いていた。
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