東屋
あずまや
名詞
標準
arbor
文例 · 用例
どこへ行ったかと見回すと、はるか向こうの東屋のベンチへ力なさそうにもたれたまま、こっちを見て笑っていた。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
池の小島の東屋に、三十ぐらいのめがねをかけた品のいい細君が、海軍服の男の子と小さい女の子を遊ばせている。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
話は変わるが先日|銀座伊東屋の六階に開催されたソビエトロシア印刷芸術展覧会というのをのぞいて見た。
— 寺田寅彦 『火事教育』 青空文庫
ただ二人が唄う節の巧みなる、その声は湿りて重き空気にさびしき波紋をえがき、絶えてまた起こり、起こりてまた絶えつ、周囲に人影見えず、二人はわれを見たれど意にとめざるごとく、一足歩みては唄い、かくて東屋の前に立ちぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
まず手前どもでは珍事がその位で済みましてございますが、お向うの伊東屋なぞでは、貴女、御夫婦抱き合って、二階から戸外へお飛びなすって、大怪我をなさいました方がござります。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
それこそ誰も知らない遊園地で、窪地の四方をば柔かな雜木林がとり圍み、中には小さな池があり、池の中の築山には東屋なども出來てゐた。
— 東京の郊外を想ふ 『樹木とその葉』 青空文庫
するとその前の月にも一昨日持って来たとッて、東屋の都という人のを新造衆が取りに来て、」 五助は振向いて背後の棚、件の屋台の蔭ではあり、間狭なり、日は当らず、剃刀ばかりで陰気なのを、目金越に見て厭な顔。
— 泉鏡花 『註文帳』 青空文庫
志村章子は『ガリ版文化を歩く』で、銀座、伊東屋の会長を務めた百歳の伊藤義孝にインタヴューして、印象的な証言を書き留めています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
作例 · 標準
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ウィキペディア曖昧さ回避
東屋(あずまや) 四阿 - 庭園に設置される建屋。 寄棟造の建物のこと。 東屋 (源氏物語) - 『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第50帖。 旅館東屋 - 1897年頃から1939年まで神奈川県鵠沼海岸にあった旅館。 日本人の姓の1つ。東屋三郎、東屋五郎、東屋トン子など。 東屋(ひがしや) 東屋旅館 - 旅館名称の1つ。 日本人の姓の1つ。東屋めめなど。
出典: 東屋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0