分店
ぶんてん
名詞
標準
branch store
文例 · 用例
(余談だが、彼女は人眼をひくような綺麗な顔をしているので、黙っていても男工たちが工場からの帰りに、彼女を誘って白木屋の分店や松坂屋へ連れて行って、色々のものを買ってくれた。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
「旦那にはいろいろとお世話さまになっておりますので、一度御挨拶に出なくちゃならないと始終そう申していたんでございますがね、何分店があるものですから……。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
牛屋も一時、カフェーやレストラン等の興隆とともにパッタリさびれて、『いろは』をはじめ大どこが大分店をしめたが、近来又々盛んになった。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
何ですか、昨日の話の病人を佃の方へ移すことは、まあ少し見合わせるように……今動かしちゃ病人のためにもよくなかろうし、それから佃の方は手広いことには手広いが、人の出入りが劇しくって騒々しいから、それよりもこっちで当分店を休んだ方がよかろうと思うから、そう言ってたとお上さんに言えってことでした。
— 小栗風葉 『深川女房』 青空文庫
そう大きな家ではないが、職人が五、六人もおり、区内の方々に支店や分店があってかなり古い店らしく、場所柄でいつも中々繁昌している。
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫
震災直後に三越の分店や日本橋の松屋の臨時売場などが出来たが、何れも一時的のもので間もなく引揚げたり閉鎖されたりしてしまった。
— 加能作次郎 『早稲田神楽坂』 青空文庫
自分の毎日掛けてゐるのよりも大變柄が好かつたので、價を聞いて見樣かと思つて、半分店の中へ這入りかけたが、明日から襟飾りなどを懸け替た所が下らない事だと思ひ直すと、急に蟇口の口を開けるのが厭になつて行き過ぎた。
— 夏目漱石 『門』 青空文庫
こゝのマーケットは半分店を閉ぢてゐるが、その中の馬小屋を三ツ占めて、先づ上ると、待合室、その次が、伺ひの間と云つて、こゝで神様の高弟が人間と神様との中間的な仙境から冷酷無慙な反射鏡をさしてらして過去の罪障にカシャクなく迫る。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
作例 · 標準
本店での研修を終えた彼は、来月から地方の分店を任されることになった。
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「ここの分店は駅から近くて便利だから、本店よりも客層が若いんだ」
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分店ごとの売上データを分析し、地域特有のニーズに応じた品揃えを検討する。
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