嗅ぐ
かぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞頻度ランク #37961 · 青空 1787 例
標準
to sniff
文例 · 用例
さうしてあのねち/\した豆の香を嗅ぐやうな思ひがする。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
過去の回想を薔薇の匂のうちに嗅ぐのであるといっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
鼻に腐肉を嗅ぐやうな匂ひを意識しながら‥‥‥。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
この雰囲気は今の文化的日本の中では容易に見出されないもので、ただ古い古い昔の物語でも読む時に、わずかにその匂だけを嗅ぐ事の出来るものである。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
この匂いを嗅ぐと、少年時代に遊び歩いた郷里の北山の夏の日の記憶が、一度に爆発的に甦って来るのを感じる。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
こういう露路の奥の習いで、そこらの土はじくじくと湿っているのを、半七は嗅ぐように覗いてあるいた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
色白くふっくりふくれた丸ぽちゃの顔、おとがい二重、まつげ長くて、眠っているときの他には、いつもくるくるお道化ものらしく微笑んでいる真黒い目、眼鏡とってぱしぱし瞬きながら嗅ぐようにして雑誌を読んでいる顔、熊の子のように無心に見えて、愛くるしく思いました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
引切の無い人通りも、およそ途中で立停って、芸者の形を見物するのは、鰻屋の前に脂気を嗅ぐ、奥州のお婆さんと同じ恥辱だ、という心得から、誰も知らぬ顔で行違う。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
料理をしていると、美味しそうな匂いがしてきたので、思わず嗅いでしまった。
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猫が私の手に鼻を近づけて、くんくんと嗅いでいる。
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花壇に咲いたバラの香りを、ふわりと嗅いだ。
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「何か変な匂いがするんだけど、嗅いでみてくれる?」
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