一封
いっぷう
名詞
標準
sealed letter
文例 · 用例
それから暫らくして或日突然、恩地氏から一封の書留小包が届いた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
竹三郎は、初めて、幹太郎とすゞと、幹太郎の妻のトシ子を内地からつれて来しなに、もう、早速、一封度ずつ、三人に、肌身につけて上陸するように強いた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それだのに、貧弱な親爺や妹は、たった一封度か二封度を持ってきて、あげられる。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その上、坑内で即死した場合、埋葬料の金一封だけではどうしてもすまされない。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
前に差し置いた大鉢には血の滴る大鯛が一匹反りかえって、側に御酒代、襟屋半三郎と書いた紙包一封。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
韓文公が詩集のうちに、一封朝奏九重天―云々とあるもの則是。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
その上また母親はあらかじめ一封の書を認めておいて、不断滝太郎から聞き取って、その自分の信用を失うてまで、人の忌嫌う我児を愛育した先生に滝太郎の手から託さするように遺言して、(私が亡くなった後で、もしも富山からだといって人が尋ねて来たら、この手紙を渡して下さい。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
――夏の事だし、先生の令夫人が心配をなすつて、お實家方がお醫師だから、玉章を頂いて出向くと、診察して、打傾いて、又一封の返信を授けられた。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は、毎年の正月に遠方の親戚に手書きの一封を送るのを欠かさない。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
卒業式の日、憧れの先輩から渡された一封には、感謝の言葉と連絡先が書かれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
重要な契約書は、厳重に封をされた一封として、弁護士によって届けられた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
誕生日のプレゼントに、気持ちを込めた一封のメッセージカードを添えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash